（もくじ） 

１．標準報酬月額算定基礎届とは

２．標準報酬月額とは

３．提出の際の注意点

４．最後に

１．標準報酬月額算定基礎届とは何か

標準報酬月額算定基礎届とは、毎年7月1日現在の被保険者について、4月、5月、6月の報酬月額の合計を3で割った額を報酬月額として日本年金機構に届け出るために必要な書類です。日本年金機構は標準報酬月額算定基礎届に記載された報酬月額をもとに被保険者の標準報酬月額を決定し企業に通知します。

２．標準報酬月額とは

標準報酬月額とは、厚生年金保険、健康保険、介護保険の社会保険料を算定するために用いられる金額です。標準報酬月額が上がると、保険料の額も上がります。逆に、標準報酬月額が下がると、保険料の額も下がります。企業が標準報酬月額算定基礎届を提出することにより、被保険者の標準報酬月額が見直され、給与の金額に応じた社会保険料の算定が行われます。

３．提出の際の注意点

標準報酬月額算定基礎届の提出期間は毎年7月1日から7月10日です。標準報酬月額算定基礎届を提出する際は、以下の事項に注意してください。

〇すべての被保険者を記載すること

〇報酬月額を正しく記載すること

〇提出期限を守ること

４．最後に

標準報酬月額算定基礎届の提出はとても重要な手続きです。標準報酬月額算定基礎届を正しく提出することで、適正な社会保険料の算定が行われますので間違いのないように気をつけましょう。大分経理専門学校では社会人講座として標準報酬月額算定基礎届の書き方等の社会保険手続講座を行っています。経理・労務管理の実務を学びたい方は是非ご参加ください。お待ちしています。