高等教育の修学支援新制度 認定校
大学では理系を専攻しており、全く新しい分野への挑戦。授業に集中し、復習に力を入れて知識を積み重ねた。「授業中も質問した時も、先生は分かりやすく丁寧に教えてくれた」と振り返る。授業を担当する川畑太副校長は、過去問題や模擬試験など、たくさんの問題を解かせて衛藤さんをサポートした。モチベーションを高めるため、折に触れて資格のメリットも説いた。
試験に必要な科目の勉強を一通り終えた後、夏休みを利用して総復習し、できる限りの準備をして臨んだ10月の試験。直後は「本番は何があるか分からない。マークシートのミスがあったかもしれない」と手応えを感じられなかったというが、50点満点中44点を獲得した。今回の合格ラインは37点、合格率は18.6%だった。
今後はパソコン関連やファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得に向けて勉強を続ける。難関の日商簿記1級や税理士試験も視野に入れている。大分経理専門学校は難関資格取得者に奨励金を出す制度がある。川畑副校長は「ぜひ複数の合格を目指してほしい」と期待をかけている。
宅建士を取得し、「不動産業界で働くことを考え始めた」という衞藤さん。新たな資格も加われば、さらに将来の可能性が広がっていく。
難関資格の勉強は範囲が広くて大変です。熱を入れすぎると途中で息切れしてしまうかもしれません。時には息抜きも必要です。自分にあったペースで、メリハリをつけながら勉強を進めてください。