高等教育の修学支援新制度 認定校
一つ目の出会いは友人、そしてライバル。
同期には坂本さん以外に3人の社会人経験者がおり、互いに競い合うように難関資格試験に挑戦した。
高め合う”カルテッ卜”が、 1年生にして日商1級合格2人、全経簿記上級合格2人という快挙を果たす。
もう一つの出会いは税法の授業。
入学当初は簿記にしか関心がなかった坂本さんだが、法人税、所得税、消費税などの科目を履修する中で「あっこれも面白い」と気付く。
簿記と税法の両方を生かせる仕事を考えたとき、税理士を目指すと決めたのは自然な流れだった。
学校の指導は生徒の目標レベルに応じたきめ細かさが特長。
税理士を見据えて難関試験の勉強を進める坂本さんらに対し、 放課後の補習など全面的にバックアップ してくれた。
現在勤める会計事務所では、 会計入力と決算担当をしている。
初めての実務で戸惑うこともあったが、貸借対照表、損益計算書などしっかりと身に付けた基礎が毎日の仕事の支えとなっている。
支えはもう一つある。
それはカルテットのメンバー 1人が同期として事務所に入社したことだ。
実はこの同期は在学中に税理士試験の1科目に合格し、坂本さんの一歩先を進んでいる。
「自分は日商2級に合格して入学したのに、あっという間に抜かれて焦燥感にかられた」と振り返る。 そしてそれをばねに励んできた。
今、先を行くライバルは「あいつも今勉強しているかもしれない。負けないように、仕事の後の短い時間でも見つけて勉強をする」モチベーションの源であるとともに、進み具合を互いに確認して励まし合う良き友人でもある。
税理士を目指し、大分経理専門学校で”出会った”人生の物語は今後も長く続いていく。
専門学校は勉強漬けというイメージがあるかもしれませんが、レクリエーションやスポーツ大会などもあります。
勉強面では社会常識やマナーを学ぶ授業もあるので、身に付けてスムーズに社会に出られます。