高等教育の修学支援新制度 認定校
中学1年生のころ、学校に行くことが難しくなった。
2、3年時も自宅で過ごす時間が多かったが、両親の支えもあり、 高校に進学。
徐々に学校生活にも慣れ、 高校では3年間無遅刻無欠席を達成した。
普通科だったが、商業高校での勤務経験がある教員が担任になったことがきっかけで、簿記の面白さを知った。
高校2年から勉強を始め、資格試険にも挑戦。
「将来は経理か事務の仕事に就きたい」。大分経理専門学校への進学に迷いはなかった。
専門学校の入学式では新入生代表としてあいさつの壇上に立った。
「それまでの自分にとって、人前であいさつするな んてことは大変な挑戦でした。でも、『変わるきっかけになるかも』という思いで頑張りました」と振り返る。
代表あいさつが自信につながった。
少人数制でアットホームな雰囲気の学び舎で仲間と一緒に勉強に励み、2年では学級長も務めた。
今春、税理士事務所に就職。
監杏担当として仕事にまい進している。
中門さんの働きぶりを、上司である税理士の瀬山美恵さんは 「一歩一歩清実に進むタイプ。会計事務所の仕事は、お客さまとの信頼関係を積み重ねていくことが大切ですので、彼の誠実さが生かされると思います」と期待を寄せる。
「実際の会計処理は本当に多様で、日々勉強させてもらっています。経験を 重ねて、将来的には税理士を目指したい」 丁寧に、着実に。
これまで支えてくれた 人たちゃ仕事への思いが、背中を押している。
より高い目標に向かって、大きな一歩を踏み出した。
少人数制ということもあり、先生やクラスメートとの距離が近い学校です。
励ましあいながら勉強できるので、目標に向かって頑張る環境がそろっていると思います。