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3月19日付の新聞にて、新日鉄住金が会計基準を2019年までに変更するとの記事がありました。
以下の画像は上が新日鉄住金、下がソフトバンクの決算短信(外部公表用決算資料)になります。
企業名など細かいところは同じですが、タイトルの〔黄色のマーカー部分〕を見ると、国際会計基準に変更した企業は適用していることを資料の中に記載しています。
両基準の相違点について様々ありますが、主な比較として取り上げられるのが「のれん」の処理です。
日本基準では「のれん」は資産計上し、償却により費用化していきますが、国際基準ではのれんの減損テストを行い「のれん」の価値が減少したときに費用処理します。
国際基準に合わせることで、日本基準では黒字だったのが国際基準では赤字になったり、その逆のことも起こることがあります。
3月現在で適用済会社と適用決定会社を合わせて約100社ありますが、上場企業の数からするとこれからもっと浸透していくものと思われます。
現在の簿記のテキストなどにはまだ反映されていないようですが、会計もグローバル化する中で大企業の会計処理を学ぶ日商1級や全経上級などでは今後出題されるかもしれませんね。
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